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ふと、高校時代のノートを読み返してみた。
恩師がわたしのことを『心が宙に浮いているような、しかしそれ故に保たれているように見える均衡』と書いていて、あぁ本当にそうだったなぁって。
最後に『力になれなかったことが申し訳ない』と言われたけれど、それは違うのです。
元々わたしはきっとその種の助けなんて必要としていなかった。
だって、あの時代はわたしにとってかけがえのない時代だったし、ある意味わたしはその欠落をとても大事にしていたのだから。
矢野真紀を聴きながら暮れなずむ街を歩く。バスに揺られてすこしねむる。
月が無色から蜜色になっていって、夜になる。帰り道、携帯電話に言葉の欠片を打つ。
高校時代を表現するならば、『ひたすら文章を書いた3年間』だったと思う。
なぜあれだけ書けたのか、今となってはすこし不思議。
わたしはもうあの頃のような詩は書けない。文章も書けない。
あの頃に比べればずっと、足が地についてしまった。視点が地に戻ってきた。
ささやかな一般的存在になって、ずっと生きやすくなった。
わたしはもうほとんど、縛られてない。『書かずにいられない』とかの衝動に。
芸術って、すこしは何かに対する批判的精神や強い想いがないと、そしてそれを伝えたいと想わないと、心を動かすだけの作品はつくれないと思う。すくなくとも、わたしの作品はそうだった。
自分の芸術を続けたいなら、今度はそれを自ら追い求めていかないといけない…不器用さ。相当精神的にマゾな行為かもしれない…。
わたしは創ることを続けられるのかな?
『創らずにいられない』精神でできた作品にこそ、価値があると想うから。
お遊びで創ったって意味ないんじゃない?
わたしは作品の表面的な面白さを追及するより、内部に感じる精神的なものや衝動的なものを大事にしたかった。
最近は表面の形ばかり考えて、…本当は中身が一番大事なのに。
一体何が伝えたいんだろう?
ここ数日、ゼミの発表の構想を練っているんです。
そろそろ悶々とします。過去の作品を見返して凹みます。もう今の自分にはつくれない。
今だからこそつくれることって、なに?
あー本当に何がしたいんだろう。何を表現したいんだろう。
昔より強い感情を持ち合わせていない今、昔を追い求めていくしかないのかな?
成長ってこんなに無難になることだったの?
あのときだからこそ感じられることが沢山あったのに。
今だからこそ感じられることももちろんあるんだけど。それも大事だとは想うけど、なんだかそれはもうそこで完結してしまっていて。衝動や創作欲に結びつかない。
昔は食べることなんかよりずっと生きるのに必要だったのに。
なんでだろう。
こういうとき、芸術家ってどうするのかな?
器用になるたび、不器用になっていく。
近づくほど、不確かになっていく。
『世界は無慈悲で残酷であるが故に、神聖な美しさで満ちている』ユング
そういううつくしさを零れ落とさないようにしたい。
…2006/5/4
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なんかこの一週間くらいの間に色々ありました。
親友がドイツから帰国したり、告られて迷ったり、企画バンドの練習がいろいろ忙しかったり、いろいろ。
未来、知らないものだらけで。知らないのに断るのは間違ってるな、って思ったし、親しいひとだったから、告られたひととは付き合うことにしました。付き合うって正直どういうことなのか、わかりません。未来に何が待ってるかもさっぱりだ。
でも、どうなるかなんてわからないけど、すべては自分の糧になると思ってるよ。それに、やっぱり笑顔がみたかった。
親友が、わたしの大好きなチュッパチャップスのチェリー買ってきてくれましたvvドイツで。(日本ではもう売ってない…)うれしかったです。
今週は合宿に行ってきます。サークルの。歌いまくろう。そして久々に人前で歌える♪喉はだいぶなおりました。
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あまりにも喉が痛いので耳鼻咽喉科へ。
しばらく歌っちゃだめって言われました。涙
はやくなおれ。。。
今『いちばんきれいな水』見てたんですがだめでした。ああいうノリ苦手なんだ。女のひとが馬鹿っぽいやつ。たぶん物語が展開してくるらへんで気分悪くなってとめてしまいました。
なんか過去のいやな記憶を彷彿とさせる…ふりまわすひとって嫌い。生理的に無理。
たぶん最後まで見たら何か違ったんやろうけど…無理でした。
また気分がいいときにでも見よう…せっかく借りてきたんやし。。。
zumiくんがあまりにも忙しそうなので彼の課題の代筆をすることになりました。高校生の課題なんて久々や。
たぶん適当になるけどzumiくん理系やからいいよね。笑
明日はミュージカル見に行ってきます。たぶん。
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今日はサークル合宿の、企画バンドの練習でした。
んでそのあと、たまたま今回企画バンドで同じの、けっこうサークル内でも親しい(語れる)男子と、ご飯へ。このひとは、前わたしが超絶不安定なときにいきなり夜の7時くらいに『1時間後に会いたい』とか言ったら待っててくれて、話を聞いてくれた優しいひとでもあります。
色々話してたけど、正直その子と話すときはなんか安心しててあんまり詳しい内容を後から思い出せません◎でもけっこう語った。素になりすぎて何はなしたのか若干忘れてるとことかあるけどw
ひさしぶりに会えて色々語れて、すっきりした。いろんなひとに支えられてるんだなぁ。
それでも、さみしい。ときは、さみしいよね。
ていうか恋人がいないのは、まぁやっぱりさみしい。恋人じゃなくて、親しい友達でもいいんだけど。でも、わたしがきっとこわがってるだけで、頼っていったら受け入れてくれるひとはたくさんいるんだろうな。
さっき久々に二次創作絵を描いてました。もうねます。